屋台の伝統工法における前置き

やーちゃん

2016年06月04日 12:53



ケヤキの玉杢で作られた太鼓


伝統工法で作られた火縄銃

屋台の伝統工法について書く前に日本の伝統工法とは何かを書かせていただきます。
日本の伝統的な技法は日本国内のみならず世界から注目を集めています。
和紙、彫金、染物・織物など昔からの技法を伝統工芸又は伝統工法と言われています。
このような技法は海外から入ってきて日本独自に発達したものです。
伝統工法と言われているので、その中にはいろいろな決まりごとがあります。
分かりやすく染物を例にあげましょう。
染物は、天然の顔料を使い、天然の繊維を染めるもので、人工的な顔料やポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使ったものは伝統工法とは言えません。
つまりこれらの決まりごとを守った時初めて、伝統工法と言えます。
建築物にもいろいろな決まりがあり変わったことをしたり、現代的なものを使ったりした時点で伝統工法とは言えなくなります。
有名な寺社仏閣は、ほとんどが決まりごとを守って作られております。
江戸時代前期(寛永3年)には、工匠技術の本が出版され、中期には斗組や虹梁など見える部材の大きさは木割りというもので決められており最も美しい形が完成されました。

おおまかにこのような感じになっております。
慣れない文章なので長文で分かり難い文章になりすみませんでした( ;´Д`)

次回は、第一弾として伝統工法からみる屋台の定義について書いていきたいと思います。